桜櫓館
大館市、市政施行前の最後の町長を務めた桜場文蔵氏の私邸であった桜櫓館。大館旧市街地が度重なる大火に見舞われながらも奇跡的に残る、市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築として貴重な存在です。
桜櫓館という名称は、旧大館城の跡地である桂城公園が桜の名所であることと、桜場邸から文字を取った「桜」。そして2階の屋根に突き抜けるように設けられた展望台の「櫓」。この2つを合わせて命名されました。
建築の特徴としては、2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を作ったことにあります。また、随所にこだわりの見える建具の素晴らしさも高い評価を得ています。
これまで貸館や観光見学に活用されてきましたが、2024年度からは『開かれた有形文化財』として、新たな価値を付加し、さらなる利活用を目指す取り組みがスタート。その一環としてオープンした桜櫓館カフェは、厳選したシングルオリジンコーヒーが味わえるコーヒースタンドと、勉強や仕事をしながらゆっくり過ごせるドリンクバーを備えており、市民が気軽に利用できる居場所となりました。
行政の施設を民間のアイデアで有効活用したリノベーションの事例としても注目されており、年間を通して定期的にワークショップなどのイベントを開催しています。桜櫓館の運営や仲間作りに興味・関心のある方は、ぜひご参加ください。
錦神社・西木戸神社
大館市には奥州藤原氏四代泰衡を祀る錦神社と、その夫人を祀る西木戸神社があります。
頼朝の追撃を逃れ比内郡まで来たものの無念の死を遂げた泰衡。泰衡の無事だけを信じ後を追ってきたが泰衡の死を知り自害した夫人。
そんな二人を里の人たちはそれぞれ手厚く葬り、800年以上たった今でも大切に祀られています。
【錦神社】
奥州藤原氏四代泰衡終焉の地
藤原泰衡は、源頼朝の大軍に追撃され平泉にとどまることもできず、居館に火を放ち家臣河田次郎を頼りに比内の地へと逃れました。しかし河田次郎の裏切りにあい攻め殺されてしまいます。
里の人たちは泰衡を哀れみ、首のない遺体を錦の直垂(ひたたれ)に大事に包んで埋葬しました。このお墓は「にしき様」と呼ばれていましたが、今では錦神社として大切に祀られています。
平成29年4月には、泰衡の首桶から見つかった蓮の種より開花した「中尊寺ハス」の株を平泉より譲り受けて植栽し、地域の方たちが大切に育てています。
【西木戸神社】
泰衡夫人を祭神とする神社
泰衡夫人は、家臣の河田次郎を頼って逃れてきた泰衡を追って、下僕の由兵衛と共に五輪台まで辿り着きましたが、すでに泰衡は河田次郎に討たれたと知り、嘆き悲しんだ末、3人の子を道連れに自害して果てました。
由兵衛は夫人たちの遺骸を手厚く葬り、法師となって霊を弔い、全てが終わると夫人を祀った堂域の向かい側にある丘で自刃しました。
里人たちはこれを哀れに思い、夫人のために五輪の塔を建てて手厚く祀ったのが西木戸神社の始まりと言われています。ちなみに西木戸神社は、夫泰衡が祀られている錦神社の方向に向いて建てられています。
老犬神社
大館市葛原地区にはマタギの「定六」と猟犬「シロ」の悲話が伝えられており、忠犬「シロ」が祀られている神社が老犬神社です。
獲物を追いかけることに夢中になり領内を越えて狩猟をして捕らえられた「定六」を助けるため、「シロ」は「狩猟免状」を取りに十幾里も離れた家まで雪のなか何度も往復しますが、間に合わず「定六」は処刑されてしまいます。
その後、「シロ」は、食をとらず定六のあとを追うように亡くなり、それを悼んだ村人が、神社を建てて「シロ」を祀りました。
この老犬神社には、物語に登場する「狩猟免状」などが今も残されています。
より詳しいお話しは、大館市のHPに掲載されています。https://www.city.odate.lg.jp/city/kankou/highlight/shrine/rouken
全国的にも珍しい犬を祭る神社ということで、ペットを飼っているかたや飼っていたかたが参拝に訪れるスポットです。
長走風穴
大館市の北部・国見山の麓に位置しており、真夏でも0~5℃の冷風を吹き出す風穴は「天然のクーラー」として楽しまれています。
標高170m~240mの風穴周辺には、標高1,000m程度の亜高山帯で見られるような植物が群生しています。
長走風穴館には、風穴のしくみがわかるパネルコーナーや高山植物が生育する原因などを解説してくれるミニシアターがあるほか、風穴館の入口付近にある1号倉庫には実際に入って体験することもできます。
※夏季は風穴の冷気で館内を冷房しています。
ゴンドラで行く森吉山
秋田県の中央東部にそびえる森吉山(1,454m)は、火山活動によって形成された山です。
花の百名山として有名で、初春から晩夏にかけ野花が咲き乱れます。
紅葉の名所としても知られる森吉山。秋には多くの人が訪れます。
冬には、ゴンドラを利用してスキーやスノーボードを楽しむこともできます!
山頂まではゴンドラで15分。どなたでも気軽に美しい森吉山を堪能できます。
冬期限定!森吉山の樹氷
日本三大樹氷のひとつである森吉山。
樹氷ができるための条件はいくつかあり、これらを満たす場所は世界的にも希少です。
広大な森吉山に広がる巨大な樹氷群の絶景を、ぜひゴンドラに乗ってご堪能ください。
- 小坂町
- 体験・⾒学
- 定番
- 愛犬と楽しめる
- ⾃然・景観
- 食べる
十和田ふるさとセンター
十和田湖西湖畔エリアの大自然をまるごと満喫できる施設。
初心者向けのSUP(サップ)・カヤック体験では、老若男女問わず誰でも自分のペースで気軽に楽しめるようにサポートしてくれます。
センター内の「WEST SHORE’S GREEN CAFE(ウエストショア-ズグリーンカフェ)」は、小坂町の食材をふんだんに使用した「十和田湖バーガー」が人気。ブランド豚「桃豚」のジューシーなパテに、小坂のワインとアカシア蜂蜜を使ったソースが絶品です。
雄大な十和田湖をぐるりと一周するイメージで開発した、直径30cmのビッグバーガーもインパクト大!(※要事前予約)。
センターから徒歩2分の場所には、十和田湖の雄大な湖面を眺めてのんびり過ごせる桟橋があるほか、緑いっぱいの遊歩道や、芝生が広がる園地など、ヒーリングスポットに囲まれています。ピクニックやデイキャンプ、釣り、森林浴と、さまざまな楽しみ方ができる環境です。
また、小坂町中心部からの道中には展望台も多く、十和田湖をさまざまな角度から眺めながら向かうことができます。
HOBIEの体験については、こちらから
保護中: HOBIEクルージングで「神秘の十和田湖 GREEN」湖上散歩
SUP・カヤックの体験については、こちらから
十和田湖SUP・カヤック体験
くまくま園
1990年に阿仁熊牧場として開園し、2014年にくまくま園としてリニューアルオープンしました。
園内にはツキノワグマを観察できる熊山や、ガラス越しにヒグマを観察できるひぐま舎があります。
開園期間中は生まれたばかりの仔ぐまとふれあえるイベントの開催や園内で販売しているエサをツキノワグマにあげることもできます。
映画「マタギ」に出演した、故「ひぐまのゴン太」のお嫁さん花子も元気にお出迎えします。
阿仁異人館・伝承館
■日本にその名を知らしめた「阿仁鉱山」の歴史を今に伝える伝承館。
館内には阿仁鉱山から採取された黄銅鉱をはじめ、黄鉄鉱、方鉛鉱などの鉱物標本、鉱山で使用された道具の他、ドイツ人技師メッゲルによる阿仁鉱山調査報告書などの貴重な資料が展示されています。
また、阿仁を代表する無形文化財「根子番楽」の衣装や面も見ることが出来ます。
館内を詳しく知りたい方には無料のガイドがご案内します。その他に、視覚的にも説明がありイメージしやすいものとして紙芝居も始めました。ご覧いただくには予約が必要になりますので、伝承館・異人館にお問合せ下さい。
■阿仁鉱山外国人官舎及び事務所として使われた「異人館」
明治12年に来山したアドルフ・メッゲルらドイツ人技師の官舎として建てられた二棟の内、今でも残っている一棟が異人館です。
ルネッサンス風ゴシック建築で、メッゲル自ら設計したと言われています。構造は煉瓦造りの平屋建てで、屋根は切妻造り、壁は地元の土を焼いて造られた煉瓦造りです。半円形の窓は上げ下げ式で、外側は鎧戸、周囲は木造のベランダで囲まれており、異国情緒漂う建物です。
お隣に建つ伝承館とは地下で繋がっており、その通路の壁は鉱山の坑道を思わせる造りになっています。
森吉山阿仁スキー場の樹氷
森吉山の頂上には「雪の怪物」とも呼ばれる樹氷の自然現象が観られます。
雪と風が木の上に形成され、興味深い白い生き物の外観を呼び起こします。
阿仁スキー場のすごいところは、バックカントリースキーやスノーボードで樹氷を通り抜けることができることと、高品質のパウダースノーがあることです。
樹氷にたどり着くには、ゴンドラに乗って山を20分走り、徒歩10分で行けます。
ゴンドラステーションから無料でスノーシューを借りたり、樹氷を散歩したりすることもできます。
1周で約30分かかる1200メートルの道があります。
阿仁スキー場では、スキー、スノーボード等、スノーウェアも借りることができます。
2月には、山の頂上で雪上車を捕まえて、夜に樹氷を観ることができます。
4シーズンすべてご利用いただけます。春には美しい花、夏には素晴らしい緑、秋には華やかに変化する紅葉をお見逃しなく。
森吉ダム
森吉山ダムのダム湖である森吉四季美湖の景色は絶景。
「ダムは人工物でしょ?」と侮ることなかれ。
ダムの建設は、できるだけ自然を損なわせないように配慮されて行われたため、ダムのある現在も森吉山の豊かな自然を楽しむことができます。
ダム見学は無料。