「山ぶどう」系品種で醸造した日本ワイン
【適地・適作】
秋田県小坂町のぶどう栽培は、昭和63年(1988)鴇(ときと)地区で始まりました。そこは、太古に十和田湖大噴火によって堆積した火山灰土壌で水はけが良く、ブドウ栽培に最適な土地でした。そして、病気に強く冷涼な気候でも栽培が可能な「山ぶどう」系品種を栽培。さらに品種の特性を活かす自根栽培(接木が一般的)は、奇跡の栽培方法といわれています。
鴇地区のブドウ園にほど近い七滝地区に2017年設立されたのが小坂七滝ワイナリーです。
目の前には、美しい七滝があることからその名がつけられ、ワイナリーのシンボルにも描かれています。
【山ぶどう系品種】
山ぶどう系品種とは、故・澤登晴雄氏(1916~2001年85歳没)が、約50年の歳月をかけ育成した品種で、山ぶどうの濃厚な色素(ポリフェノール)と爽やかな酸味が特徴です。
日本原産のヤマブドウと海外のヤマブドウを掛け合わせ、日本の原種をよりワイン醸造に適したものとしています。
【ワイン醸造】
小坂町では、山ぶどう系品種(日本固有種)にこだわり産地化を進めてきました。山ぶどう系品種の濃厚な色素と爽やかな酸味を活かし、重厚なワインや、爽やかなタイプ、フルーティーな甘口タイプなどオリジナリティを追求したワイン醸造を行っています。
赤ワインは、「ワイングランド」「小公子」「岩木山葡萄」品種の特性を活かした醸造によって、爽やかな酸味と豊かなポリフェノールが特徴。
ロゼワインは、ワイングランドを無圧搾り(フリーラン果汁)の贅沢な果汁を、丁寧に低温発酵させてたフレッシュで、ほんのりと甘口のロゼワインです。
他にも、秋田県産ナイアガラやスチューベンの品種を使った、フルーティーな味わいの白ワインやクリスマス・ヌーヴォー、サマーレッドなど季節に合わせた商品も楽しめるのが小坂七滝ワインです。
問い合わせ先
【住所】小坂七滝ワイナリー:秋田県鹿角郡小坂町上向字滝ノ下22
【電話番号】0186-22-3130
【ホームページ】https://kosaka-7falls-winery.com/
【取扱店舗】小坂鉱山事務所内明治百年堂(売店)、康楽館、秋田県内の酒類販売店など