大館曲げわっぱ
「大館曲げわっぱ」は、木こりが杉柾で曲物の器を作ったことがはじまりといわれています。
弾力性に富み美しい木目を特徴とする天然秋田杉を薄く剥いで、熱湯につけて柔らかくして曲げ加工を施し、山桜の皮で縫い止めをして完成します。
明るく優美な木肌と整った木目、そのやさしくシンプルな自然の素材が海外からも人気を集めています。
バター餅
北秋田のご当地スイーツといえば「バター餅」。
たてのお餅にバター、砂糖、卵などを練り込んでカットしたもので、日本バター餅協会に認定されているお店は13店舗ほどあります。
作り手によって原材料が異なり、味、柔らかさ、色、香りなどがそれぞれのお店で違うので、好みのものを見つけるのも楽しみです。
どれも薄いクリーム色をしていて、バター風味と独特のふわもち食感が人気です。
秋田八丈
八丈は、もともと八丈島で生まれた草木染めの絹織物です。
これが全国に伝わり、秋田では、海岸に自生するハマナスの根を染料として独特の鳶色に染め上げる技法を開発し、秋田絹や秋田黄八丈として評判となりました。
平成15年に秋田市にあった唯一の工房が操業を停止し、その歴史はいったん幕を下しましたが、平成18年に北秋田市で復活を果たし、現在では北秋田市の「ことむ工房」が県内では唯一の生産者となっています。
反物の他にも、ネクタイやペンケース、財布など様々な商品があります。
※工房は職人2人で製作作業をしております。
定休日以外にも不在の場合がありますので、見学を希望される方は必ず事前にご連絡下さい。
工房付近の道は大変狭くなっておりますので、大型バスでの乗り入れは難しくなっております。
根曲がり竹
正式名所「イネ科タケ亜科ササ属チシマザサ」。
地方によっては姫竹や月山竹とも呼ばれ古くから山菜として親しまれてきました。
大館市田代エリアでは白神山系標高1178メートルの田代岳がそびえ、その山の斜面に群生するタケノコは、根元から曲がって生えるため、地元では「根曲がり竹」と呼ばれています。
雪深い場所で生育するため水分を多く吸収し、一般的なタケノコよりも柔らかく甘みがあるのが特徴です。
また、香り豊かでエグミが少ないため、そのまま料理して食べることができます。
旬は5月下旬から6月中旬頃で、地元のタケノコ採り名人が日が昇る前から山に入り、採集してきます。
旬の時期に合わせて、地元の産直所に採れたての根曲がり竹が並ぶほか、6月には「田代名産たけのこまつり」が開催され、各地から多くのお客様が訪れます。
https://visitakita.com/tourist-guide/event06/
とんぶり
畑のキャビアに例えられるとんぶりはホウキギ(ホウキグサとも)の実を丁寧に処理して食べられるようになります。
ホウキグサはその名の通りホウキの材料になる植物。
乾燥させたものを束ねてホウキを作ります。秋になると小さな実がたくさん付く。
これを食べられるように加工するようになったのは大館の比内地方が始まりとされ、今でも名産地として知られています。
プチプチとした食感はまさに魚の卵のよう。
名前の由来も唐(中国)から来たブリコ(ハタハタの卵)の「トウブリコ」であるとされています。
食物繊維と抗酸化物質が豊富な健康食として人気のとんぶりはとろろとの相性がばっちりです。是非とも本場で味わってください。
本場大館きりたんぽ
「きりたんぽ」の発祥は大館・北鹿地方で、その昔、炭焼きや秋田杉の伐採のため山籠りした祖先たちが山小屋で残ったご飯を練ってトリ鍋に入れたり、味噌を塗って食べたのが始まりと伝えられています。
秋田名物として全国に知られていますが本場といえるのが大館市です。
大館では、ごく普通の家庭料理として受け継がれ、おふくろの味となっており、一年を通じて各家庭で出されています。
本場ならではの味をご堪能ください。
西根打刃物製作所
マタギの魂「又鬼山刀」。
自身もマタギであったナガサ鍛冶三代目西根稔氏の作業場が、故人が生前使用していたままの姿で保存され、見学する事もできます。
現在、奥様の誠子さんが大切に管理しており、又鬼山刀の説明はもちろん、又鬼でもありナガサ鍛冶でもあった稔さんの貴重なお話を聞かせてくれます。
販売もしており購入する事も出来ますが、まずはマタギの魂に触れに、優しい誠子さんの笑顔に会いにいらして下さい。