安の滝(中ノ又渓谷)
中ノ又渓谷は、8kmにわたって奥阿仁の最深部を形成する渓谷で、「安の滝」は中ノ又渓谷上流部に位置します。
落差90mの滝は、阿仁地区を代表する秀麗な2段構造の滝で、険しい岸壁に懸かる白いすだれ状の滝の流れが周辺の新緑や紅葉に映え、訪れる人に感動を与えてくれます。
「安の滝」には、ヤスと久太郎という男女の悲恋物語が伝えられています。
二人の相手を思う強い気持ちは後世に語り継がれ、この滝に来ると恋が叶えられると言われています。
今でも月夜にはヤスが荘厳な景色を背景に、黒髪をすいている姿を見ることがあるそうです。
小坂鉱山事務所
明治38年に創建された「小坂鉱山事務所」。
日本一の大鉱山のシンボルとして建設された豪壮華麗な建築美は、小坂鉱山の当時の繁栄を物語ります。
すべて天然秋田杉造りとされる木造3階建て、ルネッサンス風の明治を代表するオフィスビルです。
玄関ホールの3階まで吹き抜けのらせん階段は、見事な曲線美を描き、建築的にも高く評価されています。
館内には建築に関わる記録展示や小坂町の歴史遺産の紹介、周辺観光案内などがあるほか、小坂町ならではの特産品を買うこともできます。
2階のレストラン「あかしあ亭」で、往時をしのばせるのも、おすすめです。
十和田湖
十和田湖は約20万年前に始まった火山活動により形成されたカルデラ湖で水深327mは日本第3位の深さです。
カルデラ湖とは、噴火によってできた陥没に、長い年月をかけて雨水が貯まってできたものを指します。
空も周りの山々も全て映し込む鏡のように美しい湖と、つい深呼吸したくなる開放的な大パノラマに感動します。
十和田湖畔・子ノ口から焼山まで約14km続く奥入瀬渓流も景勝地として有名です。
十和田湖随一の眺望「発荷峠展望台」 広葉樹林帯を走り抜けると、突然前方に紺碧の湖面が広がります。
ここが発荷峠、樹海ラインの終点です。標高631mに位置する展望台からの眺望は十和田湖随一と評判です。
正面には外輪山、その後方に南八甲田の櫛ヶ峰を望むことが出来ます。
行楽日の展望台付近は人や車で混雑し、駐車場も満車状態となりますが、200m程離れた樹海ライン入口には広い駐車場とトイレがあります。
動画
https://youtu.be/0WeGLvZ9vEI
こさか七滝
主要地方道大館十和田湖線(通称:樹海ライン)沿いにあり、十和田湖と小坂町中心部の中継地点となっています。
落差60mで7段にわたり水が流れ落ちることから七滝と名づけられました。
滝の下には竜神が祀られている七滝神社や水車小屋があり風情を感じます。
日本の滝百選に名を連ねる名瀑”七滝”を眺めながら食事や休憩ができる「滝の茶屋 孫左衞門」を中心に「産直センター・ハートランドマーケット」、「菜種油さく油施設エコサカ」、「十和田湖高原ポーク桃豚加工・直売所まんまランド」が隣接しており、多くの観光客で賑わっています。
コブ杉
大林集落から広大な森林空間に車で約5分のところに、樹齢250年以上の天然秋田杉が生育する。
約700本もの巨木が群立する中に、ひときわ奇妙な形をし、天を仰ぎ、地を見据える「コブ杉」が存在します。
この巨木は、平成12年に林野庁選定「森の巨人たち百選」に選ばれました。
村のシンボルとして、また、自然が織り成す神秘な空間として大切に保存されています。
大館桜まつり
桂城公園は、禄高八千石の佐竹西家の居城大館城があったところです。
戊辰の役により慶応4年に落城しましたが、今でも公園内には僅かながら城の面影が残されています。
園内には約140本のソメイヨシノが咲き、多くの市民でにぎわいます。
祭り期間中は屋台やステージイベントがあり、夜にはライトアップが行われ夜桜を楽しむことが出来ます。
2025年の開催日時:4月18日(金)~5月3日(土)
開催期間の土日は、ステージイベントなどあり
アカシアまつり
アカシアの花が一斉に開花し、町全体が甘い香りで満たされる6月上旬に開催される「アカシアまつり」。
昭和59(1984)年の初開催以来、小坂町の代表的なイベントの一つとして親しまれてきました。
小坂町中央公園を主会場に、康楽館や小坂鉱山事務所、小坂鉄道レールパークなど、周囲の施設でさまざまな企画が実施され、辺り一帯が大いににぎわいます。
中央公園では数々の出店やキッチンカーが並ぶほか、ステージ上でさまざまな企画が繰り広げられます。
なかでも盛り上がるのが「こさかまちかつらーめん二人羽織早食い選手権大会」。文化庁が認定する「未来の100年フード」に選ばれたご当地フード「かつらーめん」の早食いを二人羽織で競うという、ユニークなイベントです。
その他、地元の小中学生による吹奏楽演奏や、小坂小学校児童による「鉱山(やま)の子ソーラン」演舞、アカシア太鼓などがステージで披露されます。
周辺エリアでは、地域ガイドとともに周辺スポットを巡るツアーやスタンプラリーなど、さまざまなイベントが盛りだくさん。家族そろって楽しめるイベントです。
かつて「鉱山の町」として栄えた小坂町。明治時代に煙害対策として植えられたアカシアの木は、その後町中に広がり、現在は約300万本ものアカシアが小坂の町を見守っています。
会場周辺には、白い花だけでなく、ちょっと珍しい紫色や黄色の花も。鮮やかで可愛らしい姿を、ぜひ見に来てくださいね。
田代岳高層湿原トレッキング
田代岳は標高1,178mの休火山で白神山地に属します。
9合目付近では高層湿原が形成され120個以上の池塘(ちとう)が散在し、多くの高山植物が咲き誇ることから「雲上のアラスカ庭園」と呼ばれ、多くの登山客に親しまれています。
毎年7月の半夏至には池塘を「神の田」に見立てて「作占い」が行われます。
十ノ瀬 藤の郷
大館市田代地域、十ノ瀬山の麓にある藤園「十ノ瀬藤の郷(とのせ ふじのさと)」。20アールほどの敷地に立ち並ぶ約80本の藤の木は、毎年5月の数日間だけ鮮やかな花を咲かせます。白、紫、ピンクの3色の花々は、新緑の山々とのコントラストが美しく、満開の園内は甘い香りでいっぱい。藤園を囲む水田が水鏡となって映し出す、幻想的な光景も人気です。
藤園を彩る木のほとんどが、藤棚ではなく一本仕立て。亡くなったお父様から藤園を受け継いだ津島嘉弘さんが、年間を通して手作業で剪定しています。1本ごとに特徴があり、中には接ぎ木によって2色の花を咲かせる珍しい木も見られます。
2023年からはフォトコンテストも開催。優秀作品は翌年のフォトブックに掲載されます。
個人が所有する敷地のため、入園できるのは開園期間中のみで、
公式ホームページで開園情報をお確かめの上、ご来園ください。
また、お車でお越しのお客様は、駐車場に限りがございますので、予約をしてからお越しくださいませ。
公式HP:https://tonose-fujinosato.com
2025年の開園予定期間:5月17日(土)~5月25日(日)9:00〜16:30
幸兵衛滝(立又渓谷)
幸兵衛滝を有する立又渓谷は、椈森(標高1,016m)の佐渡湿原を源流域とする西麓の縁に屏風上に発達した標高差300mの渓谷です。
駐車場から歩くこと約10分、柱状節理を下る落差38mの一ノ滝が現れます。
その滝を迂回し約30分歩くと落差20mの二ノ滝があり、そこからさらにブナ林斜面を約20分登ると幸兵衛滝の展望台に到着。渓谷最大の滝である落差108mの幸兵衛滝が姿を見せます。
二ノ滝から幸兵衛滝までは九十九折りで急登につぐ急登ですが、登り切った先に待っている幸兵衛滝の姿を見れば、疲れが吹き飛ぶこと間違いなしです。