300年余りの歴史を持つ鳥潟家のお屋敷であった鳥潟会館。 いたるところに鞍馬石を使った、趣のある京風回遊式庭園や萱葺き屋根の茶室が見どころです。 館内には貴重な資料、数百点が展示されています。 庭園は四季折々の姿を見せるため、訪問者を飽きさせることはありません。 春はツツジの繚乱、夏は力強い蝉しぐれ、秋は燃え盛る紅葉、冬は白銀の世界が皆様をお待ちしております。 ほっと一息つける心落ち着く空間がここにあります。
大館市、市政施行前の最後の町長を務めた桜場文蔵氏の私邸であった桜櫓館。大館旧市街地が度重なる大火に見舞われながらも奇跡的に残る、市街地では数少ない昭和初期の本格木造建築として貴重な存在です。 桜櫓館という名称は、旧大館城の跡地である桂城公園が桜の名所であることと、桜場邸から文字を取った「桜」。そして2階の屋根に突き抜けるように設けられた展望台の「櫓」。この2つを合わせて命名されました。 建築の特徴としては、2階の屋根に突き出るように四方にガラス窓を配した展望台を作ったことにあります。また、随所にこだわりの見える建具の素晴らしさも高い評価を得ています。 これまで貸館や観光見学に活用されてきましたが、2024年度からは『開かれた有形文化財』として、新たな価値を付加し、さらなる利活用を目指す取り組みがスタート。その一環としてオープンした桜櫓館カフェは、厳選したシングルオリジンコーヒーが味わえるコーヒースタンドと、勉強や仕事をしながらゆっくり過ごせるドリンクバーを備えており、市民が気軽に利用できる居場所となりました。 行政の施設を民間のアイデアで有効活用したリノベーションの事例としても注目されており、年間を通して定期的にワークショップなどのイベントを開催しています。桜櫓館の運営や仲間作りに興味・関心のある方は、ぜひご参加ください。
大館市には奥州藤原氏四代泰衡を祀る錦神社と、その夫人を祀る西木戸神社があります。 頼朝の追撃を逃れ比内郡まで来たものの無念の死を遂げた泰衡。泰衡の無事だけを信じ後を追ってきたが泰衡の死を知り自害した夫人。 そんな二人を里の人たちはそれぞれ手厚く葬り、800年以上たった今でも大切に祀られています。 【錦神社】 奥州藤原氏四代泰衡終焉の地 藤原泰衡は、源頼朝の大軍に追撃され平泉にとどまることもできず、居館に火を放ち家臣河田次郎を頼りに比内の地へと逃れました。しかし河田次郎の裏切りにあい攻め殺されてしまいます。 里の人たちは泰衡を哀れみ、首のない遺体を錦の直垂(ひたたれ)に大事に包んで埋葬しました。このお墓は「にしき様」と呼ばれていましたが、今では錦神社として大切に祀られています。 平成29年4月には、泰衡の首桶から見つかった蓮の種より開花した「中尊寺ハス」の株を平泉より譲り受けて植栽し、地域の方たちが大切に育てています。 【西木戸神社】 泰衡夫人を祭神とする神社 泰衡夫人は、家臣の河田次郎を頼って逃れてきた泰衡を追って、下僕の由兵衛と共に五輪台まで辿り着きましたが、すでに泰衡は河田次郎に討たれたと知り、嘆き悲しんだ末、3人の子を道連れに自害して果てました。 由兵衛は夫人たちの遺骸を手厚く葬り、法師となって霊を弔い、全てが終わると夫人を祀った堂域の向かい側にある丘で自刃しました。 里人たちはこれを哀れに思い、夫人のために五輪の塔を建てて手厚く祀ったのが西木戸神社の始まりと言われています。ちなみに西木戸神社は、夫泰衡が祀られている錦神社の方向に向いて建てられています。
大館市葛原地区にはマタギの「定六」と猟犬「シロ」の悲話が伝えられており、忠犬「シロ」が祀られている神社が老犬神社です。 獲物を追いかけることに夢中になり領内を越えて狩猟をして捕らえられた「定六」を助けるため、「シロ」は「狩猟免状」を取りに十幾里も離れた家まで雪のなか何度も往復しますが、間に合わず「定六」は処刑されてしまいます。 その後、「シロ」の怨念によりこの地に災いが続いたことから神社を建てて「シロ」を祀りました。 この老犬神社には、物語に登場する「狩猟免状」などが今も残されています。
大館市の北部・国見山の麓に位置しており、真夏でも0~5℃の冷風を吹き出す風穴は「天然のクーラー」として楽しまれています。 標高170m~240mの風穴周辺には、標高1,000m程度の亜高山帯で見られるような植物が群生しています。 長走風穴館には、風穴のしくみがわかるパネルコーナーや高山植物が生育する原因などを解説してくれるミニシアターがあるほか、風穴館の入口付近にある1号倉庫には実際に入って体験することもできます。 ※夏季は風穴の冷気で館内を冷房しています。
秋田県の中央東部にそびえる森吉山(1,454m)は、火山活動によって形成された山です。 花の百名山として有名で、初春から晩夏にかけ野花が咲き乱れます。 紅葉の名所としても知られる森吉山。秋には多くの人が訪れます。 冬には、ゴンドラを利用してスキーやスノーボードを楽しむこともできます! 山頂まではゴンドラで15分。どなたでも気軽に美しい森吉山を堪能できます。 冬期限定!森吉山の樹氷 日本三大樹氷のひとつである森吉山。 樹氷ができるための条件はいくつかあり、これらを満たす場所は世界的にも希少です。 広大な森吉山に広がる巨大な樹氷群の絶景を、ぜひゴンドラに乗ってご堪能ください。
十和田湖西湖畔エリアの大自然をまるごと満喫できる施設。 初心者向けのSUP(サップ)・カヤック体験では、老若男女問わず誰でも自分のペースで気軽に楽しめるようにサポートしてくれます。 センター内の「WEST SHORE’S GREEN CAFE(ウエストショア-ズグリーンカフェ)」は、小坂町の食材をふんだんに使用した「十和田湖バーガー」が人気。ブランド豚「桃豚」のジューシーなパテに、小坂のワインとアカシア蜂蜜を使ったソースが絶品です。 雄大な十和田湖をぐるりと一周するイメージで開発した、直径30cmのビッグバーガーもインパクト大!(※要事前予約)。 センターから徒歩2分の場所には、十和田湖の雄大な湖面を眺めてのんびり過ごせる桟橋があるほか、緑いっぱいの遊歩道や、芝生が広がる園地など、ヒーリングスポットに囲まれています。ピクニックやデイキャンプ、釣り、森林浴と、さまざまな楽しみ方ができる環境です。 また、小坂町中心部からの道中には展望台も多く、十和田湖をさまざまな角度から眺めながら向かうことができます。
大太鼓の展示場となる中央ホールに足を踏み入れると、ずらりと並んだ大太鼓の威容が目に飛び込んできます。 現在展示されている大太鼓は、ギネス世界一に登録されたものも含め直径2mを越えるものだけでも6基あります。 最も大きなものは上町のもので直径3.8m、重さが3.5tもあります。世界40か国から集められた140個あまりの太鼓も展示され、実際に叩いて体験できるのものもたくさんあります。 約700年前から続くと伝えられる「綴子大太鼓祭り」(7月14日、15日開催)は大太鼓の館からしゅっぱつするのでこれも必見です。 長い歴史を持つ大太鼓祭りや展示品を紹介する音声ガイドも導入。 スマートフォンがあれば日本語だけでなく英語や中国語での解説を聞くことが出来ます。 また、文字でも表示できるので耳の不自由な人でも気軽に大太鼓の館の展示について知ることが出来ます。
「マタギ」とは古来より山深く分け入って熊などの狩猟を生業にしていた人のことを言います。特に秋田県阿仁地方は「マタギ」発祥の地といわれており、「マタギの里」として全国的にも有名です。 打当温泉マタギの湯に併設されている「マタギ資料館」は、マタギの装束や狩猟道具が多数展示されており、学術的にも地域文化を知るためにもたいへん興味深い見学施設になっております。 また、阿仁周辺に棲む動物の剥製なども展示されており、生態系を知ることもできます。 興味深いマタギの文化を紹介する音声ガイドも導入。 スマートフォンがあれば日本語だけでなく英語や中国語での解説を聞くことが出来ます。 また、文字でも表示できるので耳の不自由な人でも安心してマタギ文化を知ることが出来ます。
1990年に阿仁熊牧場として開園し、2014年にくまくま園としてリニューアルオープンしました。 園内にはツキノワグマを観察できる熊山や、ガラス越しにヒグマを観察できるひぐま舎があります。 開園期間中は生まれたばかりの仔ぐまとふれあえるイベントの開催や園内で販売しているエサをツキノワグマにあげることもできます。 映画「マタギ」に出演した、故「ひぐまのゴン太」のお嫁さん花子も元気にお出迎えします。