山ふじ温泉(上小阿仁村コミュニティセンター)は、村内唯一の温泉施設。無色透明のお湯は柔らかい肌あたりで湯冷めしにくく、身体の芯からポカポカになると評判です。湯舟は内湯が男女各1つずつのみの、こぢんまりとしたアットホームな温泉で、多くの村民に親しまれています。また、皮膚病や関節痛の湯治にと、遠方からもお客さんが訪れます。 役場や道の駅かみこあにがある村中心部から6kmほど先の五反沢地区にあり、山奥の秘湯のようなロケーション。施設周辺は携帯電話の電波が通じないため、日々の喧騒から離れてゆっくり過ごすことができます(※Wifi完備)。周囲にはデイキャンプやバーベキューができる広場とあずまや、美しい渓流があり、森林浴や避暑を目的に訪れるのもオススメ。施設に向かう道中では、迫力満点の五反沢大滝を眺めることもできます。 入浴施設のほか、30人ほどが入れる大広間(和室)があり、地域のイベントや会議等にも利用されています。入浴後の休憩室として、200円で利用することも可能(※村民は無料)。緑いっぱいの大自然と、心地よいせせらぎ音に包まれて、癒しのひと時を過ごしませんか。
自然に囲まれた静かな集落の中にある、お菓子工房兼カフェレストランGateau Mignon(ガトーミニョン)。東京・代官山のフランス菓子店で修業を積んだ、スイーツコンシェルジュの伊藤きみ子さんが作る絶品ランチ&スイーツがいただけるお店です。 ランチメニューは、モチモチのピザやパスタをメインにしたおまかせコース。ボリュームたっぷりのランチに、本格スイーツプレートとドリンク付きで、満足度もバッチリです。季節によって、食用ほおずきやエゴマなど上小阿仁村の特産品を使った料理やスイーツが食べられることも。料理もスイーツも、すべてきみ子さんが丁寧に手作りしています。 大自然に囲まれた一軒家で、お友達や家族とゆっくり気兼ねなく過ごせる、隠れ家のようなお店です。 きみ子さんが作るスイーツやパンは、道の駅かみこあにでも購入できます。特にシフォンケーキが大人気!ぜひお立ち寄りください。
上小阿仁村にある奥秋田百笑(おくあきたひゃくわらい)は、上小阿仁村の特産品、食用ほおずきを栽培する「たじゅうろう農園」の鈴木孝明さん・大樹さん親子が経営する農家民宿です。村唯一の宿泊施設であり(※2024年10月現在)、ワーケーションでの長期滞在や農業体験ツアー、旅行客の宿泊など、幅広く利用されています。 農園では、食用ほおずきを中心にサツマイモやズッキーニなどを栽培しており、希望すれば農業体験も可能です。特に、鈴木さんが長年力を入れてきた無農薬・無化学肥料・除草剤不使用の食用ほおずきは、全国的にも珍しいフルーツ。黄金色の甘酸っぱい果実は、ぜひ一度食べていただきたい逸品です。 秋田市や大館市まで車で約1時間ほど、大館能代空港までは車で約30分ほどと、近隣各地への交通アクセスも良好。滞在時は周辺スポットを鈴木さんが案内してくれることも。自然に囲まれた上小阿仁村で、ゆっくり過ごしませんか。 【鈴木さんコメント】 「大自然豊かな上小阿仁村で、心身リフレッシュしませんか。非日常体験/半農半X農業体験、秘境近隣市町村観光等体験、キッチンカー・農泊直売所・道の駅で、かき氷/焼芋/野菜類の楽しい販売/薪割薪ストーブ体験/御先祖様の欅ウスキネによる餅つき/キリタンポ作り/サウナ(予定)樽風呂/五右衛門風呂/水風呂…各種体験の楽しさ満載です」
北秋田市阿仁小様集落にある「了月舎(りょうげつしゃ)農園 INN&ACTIVITY」は、奥山での暮らしと自然、マタギの文化を体験を通じて深く知ることができる農家民泊です。マタギ文化に憧れて阿仁に移住し、マタギとして活動しながら農園を営んでいる木村望さんが、妻の張了了さんと一緒に始めました。 宿泊だけでなく地域の魅力を体験してもらうことを重視しており、木村さんが経営する農園での農業体験や、四季美湖(森吉山ダム)でのSUP・カヤック、大自然の中でのテントサウナなど、さまざまなアクティビティを宿泊者に提供。また、マタギ文化や動物、狩猟など、現役のマタギならではの話もじっくり聞くことができます。 建物は築120年の古民家をリノベーション。新設のシャワールームを備えるほか、近隣の温泉施設も案内してくれます。田んぼと川に囲まれた静かな農村地域で、渓谷のせせらぎをBGMに里山の自然を思いっきり満喫したい方にオススメです。
北秋田市芹沢集落にある「Serisawaya」は、自然豊かな農村地域の魅力を存分に感じられる民泊施設です。周辺は田んぼと山に囲まれており、空気は澄み切っていてとても静か。近隣にはホタルが訪れるスポットもあります。庭の畑にはナスやきゅうり、枝豆、じゃがいもなど、多くの野菜が植えられており、希望すれば収穫体験も可能。時間を忘れてのんびり滞在したい方や、田舎暮らしを疑似体験してみたい方にもオススメです。 秋田市まで車で1時間強、能代市や大館市まで車で40分程度と、周辺地域へのアクセス性も良好。夏は東北の夏祭りを回る旅に、冬は阿仁スキー場の利用にと、さまざまな旅の拠点としてお使いいただけます。滞在時はひと続きになった2つの和室(各8畳)を自由に使えるほか、バス・キッチン等の共同スペースも利用可能(※ホスト家族と共用)。荷物の多い方にも最適です。築年数は50年ほどですが、水回りはリフォーム済みで快適に過ごせます。 ホストは空き家活用事業などを行っている高谷大さん。自身の実家であり、今も両親など家族が暮らす家を、民泊として活用しています。宿泊客がいる時は高谷さん自身も滞在してサポートしてくれるそう。「長年地域に関わる仕事をしてきたので、北秋田市はもちろん、県内各地のスポットを幅広く案内できます。観光プランが決まっていない方もお気軽にご相談ください。英語での対応も可能です」と、高谷さん。その他気になる点は、お気軽に宿までお問い合わせください。
毎年夏~秋頃にかけて、上小阿仁村全体を舞台に行われる芸術祭。現代アート・音楽・伝統芸能の3つを軸にしたさまざまな展示やイベントを行い、里山の魅力を発信します。県内外を拠点に活動する現代アート作家や秋田公立美術大学の卒業生らが、上小阿仁村から着想を得て制作したアート作品を村内の会場に展示するほか、ワークショップや音楽イベントなども開催されます。 新潟県で開催されている「大地の芸術祭」の飛び地開催として、2012年に「KAMIKOANIプロジェクト秋田」の名称でスタート。2016年からは地元住民が中心となって新たな実行委員会を結成し、現名称である「かみこあにプロジェクト」に変更しました。以降、会場を増やしながら毎年開催しており、県外から足を運ぶリピーターも増えています。 2024年の開催期間は9月28日(土)~10月20日(日)の23日間。2025年に迎える10回目記念を盛大に迎えるための準備期間とし、規模を縮小した「小さなかみこあにプロジェクト」として実施されています。今年のメインは、移転に伴い空き施設となった「旧かみこあに保育園」を会場にした「小さな展覧会」。多くの村民が幼少期を過ごした思い出あふれる場所に、廃校に保管されていた楽器を使った空間展示や、村人の暮らしを描いた漫画作品、小沢田集落の伝統芸能「小沢田駒踏み」の衣装などが展示されています。 さらにオープニングイベントとして、上小阿仁村の食材を使った南米料理と音楽でもてなす「密やかで陽気な宴」や、地元のおかあさんたちのカレーの完成を待ちながらテーマソング作りに挑戦するワークショップ「カレーライス賛歌」、即興演奏とコンテンポラリーダンスを融合させたパフォーマンス企画「呼吸」が開催されました。 ワークショップなど参加型のイベントも多く、アートを通じて地域と触れ合える里山ならではの芸術祭です。一度参加してみたら、きっとあなたも上小阿仁の地の隠れた魅力に気づくはず。ぜひお気軽に足をお運びください。
2022年、北欧の杜公園から車で約2分の場所にオープンしたピッツェリア Pizzeria Bosco del nord(ボスコ デル ノールド)。一つひとつ生地から手作りし、電気式の石窯で焼き上げるピザは、モッチリした食感がたまらない絶品です。メニューはマルゲリータやペスカトーレなどオーソドックスなナポリピザをベースに、県産や北秋田産の食材を使用した創作ピザも提供。なかでも北秋田市の特産品である阿仁味噌を使ったピザは、和の風味とイタリアンチーズがマッチした人気の一枚です。ピザだけでなく、生パスタやドルチェ、ドリンクも豊富です。 空き家となっていたログハウスを改装した店内は、雰囲気も居心地も抜群。解放感のあるテラス席が設置されており、ペット連れの利用も大歓迎です。また、ピザはテイクアウトもOK。北欧の杜公園でのキャンプやピクニックのお供にもオススメです。 金・土曜限定で販売しているパンも大人気。国産の材料のみを使い、無添加・無着色で焼き上げており、パンを目当てに訪れるお客さんも。また、無添加・無着色のワンちゃんのおやつ「R-ONE」の商品も販売しているので、愛犬家の皆さんもぜひお立ち寄りください。
世界文化遺産である「伊勢堂岱遺跡(いせどうたいいせき)」や縄文文化に関心を持ってもらおうと、ガイダンス施設「伊勢堂岱縄文館」を会場に毎年行われているイベント。土器・土偶づくりや勾玉づくり、カラムシ織り体験など、縄文人の生活文化を体験できるコーナーが多数設けられ、子どもからお年寄りまで楽しめます。さらに、普段は入ることのできない環状列石の中に入り、中から見学できる特別体験も行われます。 会場では数量限定でクマ鍋などの縄文料理がふるまわれ、毎年行列ができるほどの人気です。また、地元の小学校によるブースでは、子どもたちが作った縄文グッズの販売や、ゲーム・クイズなどの体験も。北秋田の子どもたちにとって貴重な体験学習の場にもなっています。ジュニアボランティアガイドが作った縄文土器の展示も見どころです。 そのほか、キッチンカーやグッズ販売、写真展示、ダンスコンサートなど、さまざまな出店とステージイベントが会場を盛り上げます。2024年は青森南高校の縄文サークルによる発表のほか、地域おこし協力隊ブースでは漫画「縄文物語」の複製原画展や、「縄文&SDGsシール」の配布、伊勢堂岱遺跡から巡るツアープロジェクトのPRも行われました。 縄文文化を身近に感じながら誰でも楽しめるイベントなので、ぜひご家族で足を運んでみてください。
毎年9月10日(宵祭り)・11日(本祭り)の二日間にわたって行われる、大館市の代表的な祭り。重さ1トンを超える豪華絢爛な奉納曳き山車(やま)と子ども神輿が市内を練り歩き、市中から聞こえる「大館囃子」が大館っ子の血を最高に沸き立たせます。また、歩行者天国となる大町商店街通りには露店がズラリと並び、多くの人でにぎわいを見せます。宵祭の「山車合同運行」「田乃坂越え」や、本祭の「絢爛囃子」「駅前大館囃子共演」「祭典祝い水」などのイベントも開催され、見どころが盛りだくさんのお祭りです。 大館総鎮守としてこの大館の土地を御守り続けてきた大館神明社。その神事として400年以上前から続く大館神明社例大祭は、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全を祈願する行事などが行われ、大館市の人びとにとって欠かすことのできない行事となっています。大館市の伝統文化と市民の熱気を、ぜひ味わいに来てください。
四季折々の美しい景色を見せることから「四季美湖」の名で市民に親しまれている森吉山ダム湖。その湖畔にあり、ダム湖を一望できる四季美湖畔公園を会場に、毎年夏の終わりに開催されるのが「四季美湖まつり」です。 ダム内部地下60mを探検できるイベントや堤体のぼり、秋田杉のカナディアンカヌーやSUPで湖上からの景色を堪能するクルーズ体験など、四季美湖を存分に堪能できる企画がいっぱい。飲食屋台や、地元の新鮮な野菜や雑貨が並ぶ青空マルシェも出店します。また、2022年からはバンドコンテストも開催。数々のアマチュアバンドが市内外から参加し、雄大な湖にサウンドを響き渡らせて競い合います。 緑あふれる夏の四季美湖畔で、大人も子どもも羽を伸ばして楽しめるイベントです。