秋田犬保存会秋田県北支部が主催する第46回秋田犬観賞会が2024年6月30日（日）、大館能代空港内の芝地で行われました。
競い合って順位を決める展覧会とは異なり、飼育状況の確認や勉強会、会員同士の情報交換・交流等を目的に開催されている同イベント。
県内外から多くの秋田犬たちが集まると聞き、秋田犬の陸奥（むつ）を連れて会いに行ってきました。

今回の観賞会には、生後6カ月の幼犬から8歳の成犬まで、合計18匹の秋田犬が出場。本部会の審査員が、毛色や耳の立ち方、顔つき、立ち姿など、展覧会での評価項目ごとに1匹ずつ丁寧にチェックしていきます。
飼い主たちにとっては、展覧会に向けて審査員から直接アドバイスをもらえる貴重な機会。秋田犬たちには、多くの人の前で凛々しく振る舞うための練習にもなります。

多くの秋田犬が集い、直接触れ合える貴重な機会とあって、会場は、駆け付けた秋田犬ファンや、空港利用の家族連れで大いににぎわっていました。

世界中に根強いファンをもつ秋田犬。秋田犬に会えるイベントがあればどこでも行くという方や、「推し」のワンちゃんを追いかけているという方も少なくありません。
SNSで情報を得てお隣の青森県から足を運んだという女性は、「秋田犬に直接触れ合える機会はなかなかないので、フワフワの毛に初めて触ることができて、とても嬉しい」と、感動した様子を見せていました。

モフモフの秋田犬たちを見て、思わず足を止める空港利用客の姿も。
見送りのために能代市から来たという家族連れは、「普段秋田犬はなかなか見かけないので、今日はたまたま会えてラッキーでした」と、笑顔で触れ合いを楽しんでいました。

「秋田犬は、秋田県大館市が生んだ犬で、天然記念物でもある。地元の人に秋田犬の魅力をもっと知ってほしい」と話すのは、秋田犬保存会秋田県北支部の富樫孝会長。
観賞会は毎年6月下旬～7月初旬頃の日曜に開催されているので、大館能代空港ターミナルビルのSNSで日程をご確認の上、足をお運びください。
コロンと可愛らしい仔犬に出会える年もあるそうですよ！

また、大館能代空港では、「忠犬ハチ公」にちなんで、毎月8のつく日（8、18、18日）に秋田犬が午前便利用のお客様をお出迎えしています。
空港自体が道の駅として登録されている珍しい施設でもあり、イベントも多数開催されています。
「秋田犬に出会える空港」に、家族みんなで行ってみませんか。

秋田犬保存会県北支部 観賞会
【主催】公益社団法人秋田犬保存会秋田県北支部
【開催場所】大館能代空港（秋田県北秋田市脇神字からむし岱21番地144）
【開催時期】6月末または7月初頭の日曜日
※詳しい開催日は大館能代空港ターミナルビルのSNSでご確認ください。

大館能代空港ターミナルビル
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