2026.03.11
北秋田市の静かな住宅地を歩いていると、思わず足を止めてしまう一軒があります。赤い屋根に、ブルーの塗装が映えるアンティーク調の木製ドア。白い外壁にはレンガ風のアクセントが施され、バランスよく並ぶ四角い窓が印象的です。南欧の街角を思わせるそのたたずまいは、まるで絵本から飛び出してきた小さなお家のようで、扉を開ける前から胸が高鳴ります。
店内に入ると、木のぬくもりが優しく迎えてくれます。ナチュラルカラーとダークブラウンを基調にしたテーブルに、形も素材も異なる6種類の椅子。照明も一つひとつデザインが違い、空間全体がさりげなく個性を放っています。「来てくれたお客さんそれぞれに、“自分のお気に入りの席”を見つけてほしくて」と話すのは、店主の近藤さん。ナチュラルテイストが好きな奥様と、アンティーク好きの近藤さん。ふたりの“好き”を重ね合わせた空間は、不思議と統一感があり、居心地のよさを生み出しています。
オープンのきっかけは、近藤さんの早期退職でした。料理が好きで、「定年後は何か自分のやりたいことを形にしたい」と思っていたそうです。その想いが実を結び、夫婦で営むこの店が誕生しました。
ランチは5種類のワンプレートメニュー。どの料理にも共通しているのが、塩こうじを使っていることです。「お肉がやわらかくなるだけでなく、腸内環境や肌の調子を整える効果も期待できます」と、近藤さん。ご飯は地元・北秋田市産のあきたこまちを使用しているほか、旬の食材を取り入れることも大切にしているそうで、季節ごとに訪れる楽しみがあります。スープとコーヒー、さらにデザートまで付くのも嬉しいポイントです。
スイーツは奥様の担当。とろけるようになめらかなチーズテリーヌは、濃厚なのに後味はすっきり。このほか、プリンも人気なのだそう。
「お客さんの『おいしかった』のひと言や、入った瞬間に『かわいい!』と喜んでくれる姿を見られるのが嬉しい」と、近藤さん夫妻は温かい笑顔で話します。丁寧に作られたやさしい味と心地よい空間に誘われて、またふと足を運びたくなる、そんな一軒です。
雑貨コーナーには奥様の好きな猫モチーフの雑貨やハンドメイド商品も。
【住所】秋田県北秋田市東横町5-21
【TEL】080-4514-7575
【営業時間】ランチタイ厶 11:00〜15:00、カフェタイム 15:00〜17:00
【定休日】月曜、第1・第3日曜
【Instagram】
https://www.instagram.com/cafe7575campanula/
【アクセス】
秋田内陸線鷹巣駅・JR鷹ノ巣駅から車で4分、徒歩15分