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2026.03.11

【カフェめぐり】カフェ ぺんたとにっく(大館市)

どこか懐かしい喫茶店で、丁寧に手をかけたスイーツとコーヒーを

大館市の住宅街の一角に、隠れ家のようにひっそりとたたずむ喫茶店があります。

「カフェ ぺんたとにっく」と書かれた看板の先、雪景色に包まれた広い庭を抜けると現れる、趣のあるレトロな外観。店内にはゆったりとした空気が流れ、薪ストーブのやさしい炎が、心も身体も優しく暖めてくれます。店の奥は築100年以上の蔵の入口へとつながっていて、重厚な鉄扉が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

オープンは2025年5月。店主の岸博之さんは、長年勤めた中学校教員の定年退職を迎えたことを機に、この店を始めました。昔から喫茶店が好きで、学生時代にはお隣・弘前市の喫茶店でアルバイトをしていたこともあるという岸さん。「いつか自分で店をやってみたい」という想いが、長い間心の片隅にあったのだそうです。

ドリップコーヒーは、岸さん自身も高校時代から通っているという市内の老舗コーヒー店「KOW」のオリジナルブレンド。「癖がなく、誰が飲んでも美味しい」と評するそのブレンドを、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供してくれます。キッチンにはエスプレッソマシンもあり、専用の豆を取り寄せてラテアートも練習中なのだとか。
バナナがまるごと入ったバナナケーキは、口に入れると香りがフワッと広がり、チーズケーキはしっとりとしていて優しい口当たり。手作りならではの優しい甘さのスイーツは、コーヒーとの相性もぴったりです。

岸さんが大切にしているのは、「手をかけること」。スイーツはもちろん、軽食で提供するピザトーストのソースも、丁寧に時間をかけて手作りしているのだとか。「1人でやっているから、どうしたってお客さんをお待たせしてしまうこともあるけどね」とはにかみながら、一つひとつのオーダーに真剣に向き合う姿が印象に残りました。

淹れたてのコーヒーの香りに包まれて、ほっとひと息。忙しい日常を少しだけ忘れる時間になりました。


蔵部分はレンタルスペースとしての利用も可能。コンサートやヨガ教室、写真展など、さまざまなイベントが開催されています。

店主の岸さん。

ギターは岸さんの長年の趣味。店名の「ぺんたとにっく」も音楽用語で、大学時代に学園祭で出店していたライブ喫茶の名前をそのまま使っているのだとか。

訪問時は雪に覆われていた庭。春先は桜が美しく咲き、夏は木々の緑が生い茂ります。

DATA

【住所】秋田県大館市向町23
【TEL】0186-99-2008
【営業時間】11:00~18:30(土曜は16:00まで)
【定休日】日・月曜
【Instagram】
https://www.instagram.com/cafe_pentatonic/
【アクセス】JR大館駅から車で10分、JR東大館駅から徒歩15分

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